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色の層が作り出す

独特の世界 

―奈良時代の三大染色技法のひとつ ロウケツ染―

奈良には、日本で一番古いロウケツ染の作品が残っています。

 

それらは正倉院の宝物の中にあり、千年以上もの間ずっと大切にされてきました。

屏風のような美術作品に、または風呂敷などの道具にも、数多くロウケツ染で模様が描かれています。

ところが、奈良時代以降の作品は見られず、材料になった蜜蝋が輸入されていたため、遣唐使の廃止後は途絶えてしまったという説があります。

長い間、まぼろしの染色技法とも呼ばれていましたが、明治時代に研究され、再び行われるようになりました。

 

熱を加えてロウを溶かし、その熱いロウを筆に付けて、直接布に模様を描いていきます。

模様付けを終え染色すれば、ロウのついた部分には色が染み込まずにはじいて、地色でくっきりと残ります。

例えば、白地に模様を描き、赤い染料で染色すれば、赤地に白い模様が浮き上がります。

または、先に黄色い染料で染色をし、それからロウで模様を描いて青の染料で染色をすれば、模様は黄色で残り、背景は黄色と青が混ざり緑が表れます。

「ロウで描いて染色する」 この工程を何度も繰り返して色を重ね、最後にロウを揮発で取り除き、高温蒸により色を定着させ完成になります。

仕上がった布には、重なった色んな色の模様がくっきりと浮かび上がります。

他の染色技法にはない、とても深い深い画面を作り出せることができるのです。

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